さて、そんなあなどれない眼精疲労ですが、一体、何が原因で起こってしまうのでしょう?

まずは、メカニズム的なことからご説明しましょう。

よく、視力を落とさないためとか、目が疲れたとき、子供の頃を思い出すとテレビを見た後など、「遠くを見なさい」と言われませんでしたか?私は母にしょっちゅう言われました。

これは実は、遠くに焦点が合っている状態が目がリラックスできるからなんですね。

どういうことかといいますと、目のレンズの焦点を調節している毛様体筋という筋肉があるのですが、この筋肉は、リラックス状態で遠くに焦点を合わせるようにできているんです。
つまり、近くのものを見ているときは、毛様体筋は緊張状態にあるわけです。


また、眼球を支えている外眼筋という6本の筋肉があります。
この筋肉は、眼球に動きがなく同じ位置で長時間眼球を支えていると、疲労物質が溜まってしまい、筋肉疲労を起こすのです。

どちらの筋肉も、近くを見続けるということは、負担になるわけです。

身体にグッと力を入れ続けているとつかれるように、近くのものを見続けるということは、目の筋肉が頑張り続けているということなんですね。

頑張り続ければ、目だって疲れます。
これが眼精疲労のメカニズムです。


たとえば、グランドキャニオンを見に行って、その広い風景に圧倒されている時は目はリラックスできてるんですね。 到着するまでのバスの中では、ガイドブックなんかを読みすぎない方が、良さそうですね(笑)。


さて、グランドキャニオンは私たちにとっては遠いアメリカのお話ですので、もっと身近な、日常生活の中での眼精疲労の原因を探っていきましょう。

眼精疲労の主な原因を4つ、ここで挙げてみましょう。

1・目の使いすぎ
やはり、これが一番の原因のようです。
読書やテレビ、パソコンなど、長時間同じ距離のものを見続けることで目が疲れすぎてしまうのです。
長い時間同じ距離のものを見続けるということは、その時間ずっと同じ距離で目のピントを合わせたままということです。そうすると、見ているもの以外のものにピントが合わせにくくなってしまうのです。 そして、遠くがぼやけて見えたりするのです。

また、コンタクトレンズやメガネが合っていない場合も、無意識に目を酷使してしまうそうです。

テレビもパソコンも、現代人にとっては生活から切り離せないものです。
上手に付き合っていくためにも、自分の目とも相談しながら使いこなしたいですね。


2・すでに患っている、他の目の病気
たとえば、ドライアイ、白内障、緑内障、網膜症など、すでに目に他の病気がある場合、眼精疲労にもなってしまう場合があります。


3・目の調整作用の低下
これは、2と似ていますが、遠視や斜視などがある場合、また年齢によって老眼が始まっている場合など、物に焦点を合わせる機能が低下してしまっていると、知らず知らずのうちに目を使いすぎてしまい、眼精疲労を招きます。


4・精神的な原因
日本人には特に多そうな原因ですね・・・。
過労や睡眠不足、ストレスによって、身体が目を通して悲鳴を上げてしまうのです。


目が疲れると、仕事もはかどらなくなり、それがストレスになる。けれど仕事を中断するわけにもいかず、スローペースな仕事は夜遅くまで続き、睡眠不足になる・・・。
悪循環ですが、誰にでも思い当たるふしがあることですよね。

思い切って休む勇気は、あなたの仕事も身体も救ってくれるかもしれません。
・・・というわけで、今日は休んじゃいましょうか?



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